こんにちは。
Cross Town Project Co., Ltd.
代表の宮内亮太です。
またまたカンボジアに行って参りました。
今回は、打って変わって、いつものプノンペンではなく、
シェムリアップについて、私なりのレポートを致します。
言わずと知れた世界遺産「アンコールワット」がある街、
シェムリアップ。
2016年のTrip Adviserの
「行ってよかった!日本人に人気の海外観光スポット ランキング」
でも見事、堂々の1位を獲得されました。
※もう何回も1位を取っています。
http://tg.tripadvisor.jp/news/ranking/overseaattractions_2016/
カンボジア観光庁によれば、
2020 年には年間750 万人の外国人訪問者数を想定しているとのこと。
ここにカンボジア政府も目を付けたのか、
2017年2月1日から
1日券
20ドル→ 37ドル
3日券
40ドル→ 62ドル
1週間券
60ドル→ 72ドル
と大幅に値上げに踏み切ることが決定しました。
アンコールワット遺跡群を見たい!と思う方は、
値上げ前に行った方が良いかもしれませんね。
アンコールワットとは12世紀前半に建てられた
ヒンドゥー教最大の寺院です。
カンボジア語でも、「大きな寺」と言う意味になります。
訪れた人間は、まず寺院の大きさに驚きを見せられ、
寺院内の壁画の素晴らしさに心を打たれます。
(※「なぜ昔にこんなことができたのか?」と誰もが思うレベルです。)
そして、近年では、観光客の増加により、
人の数(観光客)にビックリしてしまいます!(笑)
日本人もさることながら、
中国人や韓国人の団体客の数に躊躇してしまいます。
2016年9月1日より、ANA全日空がカンボジア⇔日本の直行便を繋げました。
とは言え、実はそれはアンコールワットのある
シェムリアップではなく、首都プノンペンと成田空港のため、
未だ日本からいきなりドンでシェムリアップには
到着できませんが、
どちらにせよ、圧倒的に便利になりました。
観光客が増えている事実ももあり、
それに伴って、
最近では、「女子同士で訪れても安全」
と言うイメージが定着しているようです。、
その流れより、女子会の海外旅行イベントとして、
行かれることも多いようです。
そんな女子達に出会いたいと、
ロマンスを求めている男性陣も、
ガンガンと個人旅行に訪れているとも思われます(笑)。
さて、前置きが大変長くなりました。
久々にシェムリアップに降り立った私のイメージですが、
プノンペンから行くと、
まだまだ「のほほん」とした気持ちになれます。
とは言え、近代化の波は間違いなく、
ここにも訪れておりました。
高級リゾートが幾つも立ち並び、
便利になる分、そこに根を張って過ごしている現地の人にとっては、
「大変だなー」と思う節がたくさんありました。
アンコールワット遺跡群には、今まで何回か行ったこともあり、
今回は、「水上生活の人間を見るぞ!」と意気込み、
ボートをチャーターし、
東南アジア最大の湖と呼ばれる「トンレサップ湖」に挑みました。
※これも有名な観光スポットのコースですね。
ナイトマーケットや飲食店がひしめき合い、
観光客で賑わうシヴァタ通り(Sivatha Blvd)を
車で20分程度、南に走ると、水上生活の人間達の様子を見れる
「トンレサップ湖」があります。
※カンボジアには、水上生活者は何と100万人もいると言われています。
その道中、以前(数年前)では、
小川(汚いけど。。。)の横に、
たくさんの高床式型の民家が立ち並んでいたのですが、
それが、取り壊され、空き地に進んでいました。
※聞けば、開発をすべく、立ち退きを迫られたとのこと。
実はそこには市役所もあり、市役所自体も近々移転するとのこと。
シェムリアップの街からトンレサップ湖ツアーするに際して、
一番近い場所は、チョンクニアと言う場所になります。
そこから船に乗り込み、「いざ、大海原です。」(海じゃないけど)
しばし船が進むと、すぐマングローブ木に囲まれながら、
水上生活を営む人々の様子が見れます。
商店に飲食店、学校と水上なのにも関わらず、
何でもあります。
そして、びっくりしたのは、
ポコポコと変な棒が水上にたっており、
「何かなー」と聞くと、
携帯電話のアンテナでした。
流石に水上生活者だろうが、何だろうが、
この21世紀の時代、携帯電話(スマホ)は必需品みたいです。
更に、水上生活者は、元々は、
手漕ぎのボートで移動をしている人が
大多数だったらしいのですが、
最近では、陸地でカンボジアの若者がバイクを買うように、
水上ではモーターボートが流行ってきているとのこと。
確かに、見れば、高校生ぐらいの
男女の水上生活の若者達が、
何処に行くのか、凄い水しぶきをあげ、
吹っ飛んで行くのを何隻も見ました。
※手漕ぎのボートで通勤・通学しているのは、
小学生ぐらいの年齢の子供達でした。
(ちょっと一寸法師みたいで面白かったです)
水上生活者達は、元々は、難民等の理由により、
カンボジアに入り、税金(固定資産税)や
家賃がかからないということにて、
(もしくは陸に住むことができなかった)、
住みつき、広がっていったそうです。
何とも言えない、「のほほん」としていた
トンレサップ湖を含めた、シェムリアップ。
「この“のほほん”も後何年続くのかな?」
と考えると、不便を強いられている
カンボジア人には大変でしょうが、
発展と共に、何処の国も同じような景色や
考え方になって行くのは、
切ないなーと思わざるを得ませんでした。