アジアの"いま"

宮内 亮太
2016/12/14 17:00
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こんにちは。

Cross Town Project Co., Ltd.
代表の宮内亮太です。
またまたカンボジアに行って参りました。

 

今回は、打って変わって、いつものプノンペンではなく、
シェムリアップについて、私なりのレポートを致します。

 

言わずと知れた世界遺産「アンコールワット」がある街、
シェムリアップ。

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2016年のTrip Adviserの
「行ってよかった!日本人に人気の海外観光スポット ランキング」
でも見事、堂々の1位を獲得されました。

※もう何回も1位を取っています。

 

http://tg.tripadvisor.jp/news/ranking/overseaattractions_2016/

 

カンボジア観光庁によれば、
2020 年には年間750 万人の外国人訪問者数を想定しているとのこと。

 

ここにカンボジア政府も目を付けたのか、

 

2017年2月1日から
1日券
20ドル→ 37ドル
3日券
40ドル→ 62ドル
1週間券
60ドル→ 72ドル

 

と大幅に値上げに踏み切ることが決定しました。

 

アンコールワット遺跡群を見たい!と思う方は、
値上げ前に行った方が良いかもしれませんね。
アンコールワットとは12世紀前半に建てられた
ヒンドゥー教最大の寺院です。
カンボジア語でも、「大きな寺」と言う意味になります。

 

訪れた人間は、まず寺院の大きさに驚きを見せられ、
寺院内の壁画の素晴らしさに心を打たれます。
(※「なぜ昔にこんなことができたのか?」と誰もが思うレベルです。)

 

そして、近年では、観光客の増加により、
人の数(観光客)にビックリしてしまいます!(笑)
日本人もさることながら、
中国人や韓国人の団体客の数に躊躇してしまいます。

 

2016年9月1日より、ANA全日空がカンボジア⇔日本の直行便を繋げました。
とは言え、実はそれはアンコールワットのある
シェムリアップではなく、首都プノンペンと成田空港のため、
未だ日本からいきなりドンでシェムリアップには
到着できませんが、
どちらにせよ、圧倒的に便利になりました。

 

観光客が増えている事実ももあり、
それに伴って、
最近では、「女子同士で訪れても安全」
と言うイメージが定着しているようです。、
その流れより、女子会の海外旅行イベントとして、
行かれることも多いようです。

 

そんな女子達に出会いたいと、
ロマンスを求めている男性陣も、
ガンガンと個人旅行に訪れているとも思われます(笑)。

 

さて、前置きが大変長くなりました。
久々にシェムリアップに降り立った私のイメージですが、
プノンペンから行くと、
まだまだ「のほほん」とした気持ちになれます。

 

とは言え、近代化の波は間違いなく、
ここにも訪れておりました。
高級リゾートが幾つも立ち並び、
便利になる分、そこに根を張って過ごしている現地の人にとっては、
「大変だなー」と思う節がたくさんありました。

 

アンコールワット遺跡群には、今まで何回か行ったこともあり、
今回は、「水上生活の人間を見るぞ!」と意気込み、
ボートをチャーターし、
東南アジア最大の湖と呼ばれる「トンレサップ湖」に挑みました。
※これも有名な観光スポットのコースですね。

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ナイトマーケットや飲食店がひしめき合い、
観光客で賑わうシヴァタ通り(Sivatha Blvd)を
車で20分程度、南に走ると、水上生活の人間達の様子を見れる
「トンレサップ湖」があります。
※カンボジアには、水上生活者は何と100万人もいると言われています。

 

その道中、以前(数年前)では、
小川(汚いけど。。。)の横に、
たくさんの高床式型の民家が立ち並んでいたのですが、
それが、取り壊され、空き地に進んでいました。

 

※聞けば、開発をすべく、立ち退きを迫られたとのこと。
実はそこには市役所もあり、市役所自体も近々移転するとのこと。

 

シェムリアップの街からトンレサップ湖ツアーするに際して、
一番近い場所は、チョンクニアと言う場所になります。

 

そこから船に乗り込み、「いざ、大海原です。」(海じゃないけど)

 

しばし船が進むと、すぐマングローブ木に囲まれながら、
水上生活を営む人々の様子が見れます。

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商店に飲食店、学校と水上なのにも関わらず、
何でもあります。

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そして、びっくりしたのは、
ポコポコと変な棒が水上にたっており、
「何かなー」と聞くと、
携帯電話のアンテナでした。

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流石に水上生活者だろうが、何だろうが、
この21世紀の時代、携帯電話(スマホ)は必需品みたいです。

 

更に、水上生活者は、元々は、
手漕ぎのボートで移動をしている人が
大多数だったらしいのですが、
最近では、陸地でカンボジアの若者がバイクを買うように、
水上ではモーターボートが流行ってきているとのこと。

 

確かに、見れば、高校生ぐらいの
男女の水上生活の若者達が、
何処に行くのか、凄い水しぶきをあげ、
吹っ飛んで行くのを何隻も見ました。

 

※手漕ぎのボートで通勤・通学しているのは、
小学生ぐらいの年齢の子供達でした。
(ちょっと一寸法師みたいで面白かったです)

 

水上生活者達は、元々は、難民等の理由により、
カンボジアに入り、税金(固定資産税)や
家賃がかからないということにて、
(もしくは陸に住むことができなかった)、
住みつき、広がっていったそうです。

 

何とも言えない、「のほほん」としていた
トンレサップ湖を含めた、シェムリアップ。

 

「この“のほほん”も後何年続くのかな?」
と考えると、不便を強いられている
カンボジア人には大変でしょうが、
発展と共に、何処の国も同じような景色や
考え方になって行くのは、
切ないなーと思わざるを得ませんでした。

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宮内 亮太
コンサルタント

Cross Town Project Co., Ltd.(カンボジア)代表
Cross Town Cafe(カンボジア)創業者
株式会社ユトルナ(日本、東京) 代表
就職相談塾(日本、東京) 塾長


米国留学帰国後、イベント会社、飲食店、商社と渡り給茶機・コーヒー・ウォーターサーバーの販売・保守・管理を主とする株式会社ユトルナ代表取締役に就任。「カンボジア首都プノンペンに安心・安全な水を」をスローガンにCross Town Project Co., Ltd.を設立。同時期Cross Town Projectのフラッグシップとして、「CROSSTOWN CAFE」を2012年オープン。同計画により、平成23年4月 東京都 中小企業新事業活動促進法 経営革新承認企業(23産労商支第99号)に認定される。サービス業と言う観点から日本とカンボジアの両国のビジネスパーソン育成にも力を注いでいる。

 

株式会社ユトルナ http://www.yutoruna.com/
Cross Town Project http://crosstownproject.yutoruna.com/
Cross Town ブログ http://ameblo.jp/cross-town-project/
就職相談塾 http://www.shu-soudan.com/


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