アジアの"いま"

鈴木 博
2017/10/04 12:43
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 アジア開発銀行(ADB)は、9月26日に「アジア経済見通し2017年改訂版(Asian Development Outlook (ADO) 2017 Update)」を発表しました。
 カンボジア経済は引き続き順調に成長するものと見られ、2017年のGDP成長率は7.1%(前回と変わらず)、2018年7.1%(前回と変わらず)と予測されています。天候が順調であったため、農業の好調が予測されます。また、建設投資認可は、2017年上半期だけで50億ドルとなり、対前年同期比27%増となっています。観光客も1~5月で対前年同期比12.5%増の230万人に達しています。
 物価上昇率は、2017年3.0%(前回3.4%)、2018年3.2%(前回3.5%)と、当面は安定的に推移するものと予測されています。
 2017年上半期の輸出は20.7%増(前年は12.3%増)と好調が続いています。他方、輸入は11.1%増(前年は7.3%増)に留まると見られます。2017年の経常収支の赤字は対GDP比で9.7%の予測ですが、海外直接投資等によって埋め合わされ、外貨準備は2017年6月末時点で79億ドルに達し、輸入の6か月分と十分なレベルにあります。
 この他、税収の好調や民間向け信用供与(銀行貸付)の増加率の低下等を評価しています。

アジア開発銀行のサイト(和文)
https://www.adb.org/ja/news/global-trade-rebound-boosts-growth-asia-and-pacific

鈴木 博
コンサルタント

カンボジア総合研究所
CEO/チーフエコノミスト


東京大学経済学部卒。海外経済協力基金、国際協力銀行等で途上国向け円借款業務を約30年。2007年からカンボジア経済財政省上席顧問エコノミスト。2010年カンボジア総合研究所設立。日本企業とカンボジアの開発のWin-Win関係を目指して、経済調査、情報提供を行っている。

ブログ「カンボジア経済」 http://blog.goo.ne.jp/cambodiasoken


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