アジアの"いま"

鈴木 博
2017/09/27 13:55
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 昨年12月に起工式を行ったシアヌークビル国際空港改修工事は順調に進んでおり、現在の進捗率は60%ほどで、今年中に完成させ、来年初より運用を開始したいとしています。シアヌークビル空港の利用客数は次第に増加しており、2016年は前年比66%増の15万6887人まで増加しました。このため、既往のターミナルビルを拡張することとし、床面積を80%増の4800平方メートルとする計画です。総工費は1500万ドル(約16億7000万円)の見込みです。この拡張により、年間50万人まで対応可能となります。また、併せて、ショップやレストランも拡充する計画です。更に、荷物の取り扱いや税関・入国手続き等の迅速化も図りたいとしています。なお、誘導路の建設も進められています。
 シアヌークビルは、ビーチリゾートとして、アンコールワット・プラスワンの観光地として人気を集め始めており、シェムリアップからの航空便でシアヌークビルを訪れる観光客も増えている模様です。また、シアヌークビル港に寄港する大型客船で入国する観光客がアンコールワットを訪問する需要も増加しています。今年8月からは、マレーシア系LCCのエアアジアも定期便(クアラルンプール~シアヌークビル)を運行しています。既存のインフラを最大限活用して、観光振興に役立てることは、カンボジア経済にとっても重要な役割を果たすものと期待されます。

鈴木 博
コンサルタント

カンボジア総合研究所
CEO/チーフエコノミスト


東京大学経済学部卒。海外経済協力基金、国際協力銀行等で途上国向け円借款業務を約30年。2007年からカンボジア経済財政省上席顧問エコノミスト。2010年カンボジア総合研究所設立。日本企業とカンボジアの開発のWin-Win関係を目指して、経済調査、情報提供を行っている。

ブログ「カンボジア経済」 http://blog.goo.ne.jp/cambodiasoken


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