アジアの"いま"

鈴木 博
2019/06/19 21:20
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 5月31日にプノンペン上水道公社は、株主総会をプノンペン上水道公社本部で開催しました。会場には、公社の役職員や株主が多数集まりました。

 株主総会では、上水道公社の昨年の活動実績や財務諸表の報告が行われました。また、今年以降の投資等の計画についても説明されました。活動実績については、上水道公社はプノンペンの拡大と人口増加に対応して給水量や給水面積を伸ばしています。2018年の無収水率は8.18%となっています。財務面では、税引後利益は、対前年比倍増以上の765億リエル(約1900万ドル:約21億円)、一株当たり利益も対前年比倍増以上の846.32リエルとなっています。

 プノンペンでは、上水需要が2005年のマスタープランの予測を大幅に上回って急速に伸びています。プノンペン上水道公社でも、チャムカーモン浄水場拡張(5万2000立方メートル/日)、タクマオ浄水場建設(3万立方メートル/日)、バケン浄水場建設(第1フェーズ19万5000立方メートル/日、第2フェーズ19万5000立方メートル/日)等、給水能力の拡大のための投資を続ける予定としています。

 カンボジアの企業が情報を公開することは、大変重要なことであり、株式市場への上場によって、企業情報の透明性が高まることが更に期待されます。なお、プノンペン上水道公社の株価は昨年末から立ち直りつつあり、5月31日の株価(終値)は、6140リエルとIPO価格(6300リエル)にようやく近づきつつあります。

鈴木 博
コンサルタント

カンボジア総合研究所
CEO/チーフエコノミスト


東京大学経済学部卒。海外経済協力基金、国際協力銀行等で途上国向け円借款業務を約30年。2007年からカンボジア経済財政省上席顧問エコノミスト。2010年カンボジア総合研究所設立。日本企業とカンボジアの開発のWin-Win関係を目指して、経済調査、情報提供を行っている。

ブログ「カンボジア経済」 http://blog.goo.ne.jp/cambodiasoken


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