アジアの"いま"

鈴木 博
2021/01/06 13:42
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 カンボジア政府は、12月16日付政令第208号を公布し、2021年1月1日から一部の品目について輸入関税率及び特別税率を引き下げると発表しました。関税の税率がゼロとなるのは、飲食料品の原料、太陽光発電設備等13品目(現行税率7%)、生産サプライチェーンで使用される加工機械・工具56品目(同15%)、アルコール消毒液の原料3品目(同35%)等です。また、特別税では、縫製・自転車生産などに使用される潤滑油16品目(同10%)と、その他潤滑油8品目(同25%)が税率ゼロとなりました。この他、医療用アルコール関連品等76品目について、輸入関税を減税します。

 潤滑油の特別税については、日本・カンボジア官民合同会議でも引下げを陳情していたものであり、大きな改善と言えます。また、新型コロナ対策に対応して、消毒用アルコール関連についても引下げを決定したものと見られます。カンボジア産業界も政府の対応を大いに歓迎しています。カンボジア政府が産業振興のために真摯に取り組んでいる姿勢が高く評価されます。

鈴木 博
コンサルタント

カンボジア総合研究所
CEO/チーフエコノミスト


東京大学経済学部卒。海外経済協力基金、国際協力銀行等で途上国向け円借款業務を約30年。2007年からカンボジア経済財政省上席顧問エコノミスト。2010年カンボジア総合研究所設立。日本企業とカンボジアの開発のWin-Win関係を目指して、経済調査、情報提供を行っている。

ブログ「カンボジア経済」 http://blog.goo.ne.jp/cambodiasoken


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