アジアの"いま"

鈴木 博
2018/03/07 11:12
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 大手不動産業者のCBREによりますと、カンボジア・プノンペンでは2018年にコンドミニアムの大量供給が予想され、不動産価格の下落に繋がると予測されています。2017年末のプノンペンのコンドミニアムの総戸数は、8600戸となっています。CBREの予測によりますと、2018年中に完成して新たに市場に売り出されるコンドミニアムは、1万3000戸程度と見られます。2017年末のコンドミニアムの入居率は、85%程度と見られていますが、2018年の大量供給を受けて、入居率は大幅な減少が見込まれます。価格については、高額物件、中価格物件は、3~4%程度値下がりすると見ています。また、低額物件については、さらに大きい値下がりが予測されるとしています。
 プノンペンでは、今年中に、スターシティ1697戸、ワンパークレジデンス1639戸、プリンスセントラルプラザ918戸、ザ・ブリッジ762戸等の大型物件が続々完成するものと見られ、過剰供給の状態になるものと見られています。
 カンボジアの不動産価格については、これまで、中国・韓国等の投資もあって、下げ渋っていましたが、過剰供給が進む中で価格下落についての懸念が強まりつつあります。

鈴木 博
コンサルタント

カンボジア総合研究所
CEO/チーフエコノミスト


東京大学経済学部卒。海外経済協力基金、国際協力銀行等で途上国向け円借款業務を約30年。2007年からカンボジア経済財政省上席顧問エコノミスト。2010年カンボジア総合研究所設立。日本企業とカンボジアの開発のWin-Win関係を目指して、経済調査、情報提供を行っている。

ブログ「カンボジア経済」 http://blog.goo.ne.jp/cambodiasoken


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