アジアの"いま"

鈴木 博
2019/06/05 16:27
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 5月16日、石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)は、「カンボジアのエネルギー事情と上流開発について」と題するレポートを発表しました。カンボジアでは、海上油田の開発が進められており、その最新の状況がよくわかるレポートとなっています。

 内容は、カンボジアの概要、カンボジアの鉱区開発(監督官庁、鉱区設定)、オフショアBlockA“Apsara”油田開発状況(BlockA開発の歴史、Apsara油田開発計画、PSCの財務条件について)、OCA(OverlappingClaimArea)タイとの境界未画定海域、LNG輸入計画となっています。

 カンボジアでは現在、石油と天然ガスの生産は行われておらず、石油製品は全量輸入しています。ただし、天然ガスの輸入はしていません。海上油田のBlock A, ApsaraOil FieldでシンガポールのKrisEnergyが油田を開発中で2019年末から2020年初頭に掛けて石油の生産開始を目指しているところです。

 あまり知られていないカンボジアでの油田開発の状況がよくわかるレポートとなっています。また、タイと国境が未画定の海域であるOCAについても詳しく説明されています(なお、OCAについては、3月にJOGMECがレポートを出していますのでそちらもご覧ください)。貴重な情報を含む大変有用なレポートです。ぜひ、ご覧ください。

石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)のサイト

カンボジアのエネルギー事情と上流開発について

https://oilgas-info.jogmec.go.jp/seminar_docs/1007711/1007779.html

タイとカンボジアに跨る未境界画定水域

https://oilgas-info.jogmec.go.jp/info_reports/1007679/1007750.html

鈴木 博
コンサルタント

カンボジア総合研究所
CEO/チーフエコノミスト


東京大学経済学部卒。海外経済協力基金、国際協力銀行等で途上国向け円借款業務を約30年。2007年からカンボジア経済財政省上席顧問エコノミスト。2010年カンボジア総合研究所設立。日本企業とカンボジアの開発のWin-Win関係を目指して、経済調査、情報提供を行っている。

ブログ「カンボジア経済」 http://blog.goo.ne.jp/cambodiasoken


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