アジアの"いま"

鈴木 博
2014/02/26 09:21
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カンボジア・プノンペン中心部で営業するカジノ「ナガワールド」を保有するNaga Corp.の2013年の業績は好調でした。売上は対前年比24%増の3億4400万ドル(約351億円)、純利益は1億4000万ドル(約143億円)を超えたとしています。売上の内訳は、一般フロア8980万ドル(約92億円)、電子ゲーム1億100万ドル(約103億円)、VIPフロア1億3310万ドル(約136億円)となっています。特にVIPフロアの売上増加が大きく対前年比40.3%増となっているため、今後もVIP向け特別室の拡充等を行いたいとしています。

 

ナガ社では、この好調を受けて、現在のカジノにほぼ隣接してナガ2を建設中です。総工費3億6900万ドル(約376億円)で、1000室のホテル、50室のVIPスイート、300ゲームテーブル、500台の電子ゲーム機を備え、2016年の完成を目指しています。

 

更に、ロシア・ウラジオストックへの進出も行うとしており、総工費3億5000万ドル(約357億円)で、2018年の開業を目指す計画です。

鈴木 博
コンサルタント

カンボジア総合研究所
CEO/チーフエコノミスト


東京大学経済学部卒。海外経済協力基金、国際協力銀行等で途上国向け円借款業務を約30年。2007年からカンボジア経済財政省上席顧問エコノミスト。2010年カンボジア総合研究所設立。日本企業とカンボジアの開発のWin-Win関係を目指して、経済調査、情報提供を行っている。

ブログ「カンボジア経済」 http://blog.goo.ne.jp/cambodiasoken


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