アジアの"いま"

鈴木 博
2018/02/14 17:45
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 1月29日、 カンボジアの携帯電話会社シーテルは、中国の電子商取引大手アリババ・グループ系の電子決済サービス「支付宝(アリペイ)」と提携したと発表しました。シーテルは、電子決済サービス「Mペイ」を展開し、1月1日現在でユーザー数は26万人、アクティブユーザー数は8万人、加盟店は1000カ所を超えるとのことです。シーテルは今年、ユーザー数30 万人、提携銀行10 行以上、加盟店は5000カ所以上、決済総額も1億ドル(約110 億円)以上を目指すとしています。今回の提携を通じ、シーテルの加盟店でアリペイによる決済ができるようになり、加盟店も中国人客の集客を図れるものと見られます。アリペイも、カンボジアでの事業拡大に注力しており、2017 年12 月には、カンボジアで電子決済サービスを手掛ける新興企業パイ・ペイと提携、パイ・ペイの決済端末にQRコードを表示し、アリペイのアカウントを持つ利用者がスマホで決済できるようにしていました。
 中国で進むキャッシュレス化は、カンボジアにも浸透しつつあります。カンボジアでは、情報通信技術の導入によって一気にジャンプし、スマホを活用した配車サービスや金融サービスについては、日本を追い越していく可能性もあり、注目されます。

鈴木 博
コンサルタント

カンボジア総合研究所
CEO/チーフエコノミスト


東京大学経済学部卒。海外経済協力基金、国際協力銀行等で途上国向け円借款業務を約30年。2007年からカンボジア経済財政省上席顧問エコノミスト。2010年カンボジア総合研究所設立。日本企業とカンボジアの開発のWin-Win関係を目指して、経済調査、情報提供を行っている。

ブログ「カンボジア経済」 http://blog.goo.ne.jp/cambodiasoken


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