アジアの"いま"

鈴木 博
2020/12/16 14:37
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 日本アセアンセンターは、12月9日(水)15時00分~16時00分(日本時間)にオンライン(Zoom)で、カンボジアにおける最新の政治・経済事情を紹介するウェビナーを開催しました。オンラインで約400名が参加しました。
 カンボジアは、内戦や貧困を乗り越えて高度成長を続け、低位中所得国まで駆け上がってきました。しかし、今年は新型コロナウイルスのパンデミックで、大きな困難に直面しています。カンボジアの主要産業は、欧米への輸出がメインの縫製産業、中国等からも観光客に支えられた観光業、海外投資による建設・不動産業等です。これらの産業は、いずれも新型コロナウイルスによる世界的な経済の落ち込みにより、大きな打撃を受けています。
 しかし、南部経済回廊による国際的サプライチェーンや低賃金といったカンボジアのメリットが失われたわけではありません。こうしたメリットを活用した部品製造業等も輸出に貢献し始めています。また、日本からは、イオン等の第三次産業の投資も増えてきています。更に、世界に先駆けて、中央銀行デジタル通貨「バコン」を稼働させ、動きの遅い先進国を一気に追い越すような動きも見せています。
 他方、政治外交面では、現政権の強権的対応に欧米は批判を強めており、EUは特恵関税を一部停止しました。また、米中対立深刻化の中で、カンボジアは中国への傾斜を強めつつあります。
 そのようなカンボジアの最新の政治・経済事情、日系進出企業の企業戦略について、カンボジア総合研究所CEO/チーフエコノミストの鈴木博が解説しました。今年は新型コロナの影響で大きな打撃を受けているカンボジアですが、日本から引き続き熱い視線を浴びていると見られます。

日本アセアンセンターのサイト

https://www.asean.or.jp/ja/invest-info/eventinfo-2020-17/

鈴木 博
コンサルタント

カンボジア総合研究所
CEO/チーフエコノミスト


東京大学経済学部卒。海外経済協力基金、国際協力銀行等で途上国向け円借款業務を約30年。2007年からカンボジア経済財政省上席顧問エコノミスト。2010年カンボジア総合研究所設立。日本企業とカンボジアの開発のWin-Win関係を目指して、経済調査、情報提供を行っている。

ブログ「カンボジア経済」 http://blog.goo.ne.jp/cambodiasoken


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