アジアの"いま"

鈴木 博
2014/01/15 09:11
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カンボジアの観光地といえば、世界遺産のアンコールワットがメインですが、コッコン、シアヌークビル、カンポット、ケップ等の沿海部各州のビーチも人気が出てきました。2013年の沿海部への観光客の総数は、初めて100万人を超えています。うちカンボジア人が前年比12%増の73万1604人、外国人は前年から42%も増加し30万2325人でした。外国人で一番多いのは中国で、ロシア、ベトナムと続きます。カンポット州のボコール高原に建設されたカジノがベトナムからの観光客の人気を集めているとのことです。また、カンポットからほど近いケップも、良い雰囲気のホテルが多く、観光客増加の波に乗っているとしています。

 

観光は、カンボジア経済の重要なエンジンの一つであり、アンコールワットプラスワンとなる沿海部のビーチの好調は、経済全体にとっても喜ばしいニュースです。

鈴木 博
コンサルタント

カンボジア総合研究所
CEO/チーフエコノミスト


東京大学経済学部卒。海外経済協力基金、国際協力銀行等で途上国向け円借款業務を約30年。2007年からカンボジア経済財政省上席顧問エコノミスト。2010年カンボジア総合研究所設立。日本企業とカンボジアの開発のWin-Win関係を目指して、経済調査、情報提供を行っている。

ブログ「カンボジア経済」 http://blog.goo.ne.jp/cambodiasoken


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