アジアの"いま"

鈴木 博
2019/11/13 10:41
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 10月8日、カナダのアンコール・リソーシズ(旧アンコール・ゴールド)は、カンボジアの陸上油田・ガス田第Ⅷ鉱区の探査で有望な調査結果が出たと発表しました。第Ⅷ鉱区は、カンポット州等を含む7300平方キロメートルに及びます。調査結果によれば、地表21か所で「油徴(石油の染み出し)」を確認し、サンプルを採取したとのことです。同社では、原油の採掘が事業化できる可能性が高まったとして、探査活動の進行を早める考えを示しています。このため、第Ⅷ鉱区に関するデータの収集、作業コストや採掘認可手数料等に充てるため、同社は、最近株式売却などを通じて100万ドル(約1億800万円)を調達しています。

 カンボジアでは、現在海上鉱区で、シンガポール系のクリスエナジーが石油の商業生産を目指しています。これに続いて陸上でも石油の採掘が進めば、石油製品を全量輸入に頼っているカンボジアとしては、大変大きな利益を得られるものと期待されます。

アンコール・リソーシズの新聞発表(英文です)

鈴木 博
コンサルタント

カンボジア総合研究所
CEO/チーフエコノミスト


東京大学経済学部卒。海外経済協力基金、国際協力銀行等で途上国向け円借款業務を約30年。2007年からカンボジア経済財政省上席顧問エコノミスト。2010年カンボジア総合研究所設立。日本企業とカンボジアの開発のWin-Win関係を目指して、経済調査、情報提供を行っている。

ブログ「カンボジア経済」 http://blog.goo.ne.jp/cambodiasoken


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