アジアの"いま"

鈴木 博
2018/07/11 16:22
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 6月27日、改修工事を行っていたカンボジア南部のシアヌークビル空港が完工し、正式に開業しました。既存の旅客ターミナルは、かまぼこ屋根の小型のものでしたが、今回の拡張整備で、面積は78%増の4800平方メートルとなりました。また、チェックインカウンターや空港ラウンジなども更新し、手荷物搬送システムも新たに導入しました。
 2017年のシアヌークビル空港利用者数は、対前年比2.2倍の33万8000人となっています。エアーアジアがクアラルンプールとの直行便を就航させたことに加えて、中国の航空会社も中国とシアヌークビルを結ぶ直行便を就航させています。シアヌークビルは、中国資本によるホテル・カジノなどの建設が相次いでいます。2017年の外国人訪問客数は、47万人に達し、このうち中国人がトップの12万人を占めていました。
 なお、空港を管理する空港運営会社のカンボジア・エアポーツ社では、更に大型の旅客機の離着陸に対応するため、シアヌークビル空港の滑走路の延長工事を計画中で、現在の2500メートルから800メートル延長して3300メートルとする予定です。
 シアヌークビルは、カンボジア唯一の深海港としても重要ですが、観光地としても重要な役割を果たしつつあり、空港の整備を観光客誘致に繋げていく努力が継続されることが望まれます。

鈴木 博
コンサルタント

カンボジア総合研究所
CEO/チーフエコノミスト


東京大学経済学部卒。海外経済協力基金、国際協力銀行等で途上国向け円借款業務を約30年。2007年からカンボジア経済財政省上席顧問エコノミスト。2010年カンボジア総合研究所設立。日本企業とカンボジアの開発のWin-Win関係を目指して、経済調査、情報提供を行っている。

ブログ「カンボジア経済」 http://blog.goo.ne.jp/cambodiasoken


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