アジアの"いま"

鈴木 博
2017/11/15 19:14
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 11月2日、世界経済フォーラム(WEF)は、世界各国の男女平等の度合いを指数化した2017年版「ジェンダー・ギャップ指数」を発表しました。日本では、日本の順位が調査対象144カ国のうち114位と前年より4位下がり、過去最低の水準になったことで大きく報道されました。
 カンボジアは、大きく改善し、日本より上位の99位(2016年112位)でした。内訳を見ると、保健(同率1位:2016年1位)、経済的参画と機会(56位:2016年77位)は健闘していますが、政治(106位:2016年108位)、教育が121位(2016年128位)と良くありません。ちなみに日本は、保健1位、経済的参画と機会114位、政治123位、教育74位となっています。
 カンボジアについて細かくみると、出生時の男女比率(1位)、平均余命(1位)、収入(19位)、給与の平等性(28位)、労働力参画(46位)等が高得点となっています。一方、中等教育(126位)、女性の大臣(115位)、高等教育(108位)等が全体の足を引っ張っています。
 カンボジアでは、官庁でも、女性幹部職員が日本よりは相当に多く感じます。また、経済界でも活躍している女性は、財閥も含めてかなり多いと思われます。所得の向上に連れて、中等・高等教育での男女格差は縮小していくものと見られ、今後の順位向上が期待されます。

世界経済フォーラムのサイト(英文です)
https://www.weforum.org/reports/the-global-gender-gap-report-2017

鈴木 博
コンサルタント

カンボジア総合研究所
CEO/チーフエコノミスト


東京大学経済学部卒。海外経済協力基金、国際協力銀行等で途上国向け円借款業務を約30年。2007年からカンボジア経済財政省上席顧問エコノミスト。2010年カンボジア総合研究所設立。日本企業とカンボジアの開発のWin-Win関係を目指して、経済調査、情報提供を行っている。

ブログ「カンボジア経済」 http://blog.goo.ne.jp/cambodiasoken


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