アジアの"いま"

鈴木 博
2021/09/15 12:57
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 8月30日、プノンペンの東北部国道6号線沿いで、セブン‐イレブンのカンボジア1号店が開店しました。タイ最大財閥チャロン・ポカパン(CP)グループ傘下でコンビニエンスストアなどを運営するCPオールによる出店となります。カンボジアはセブン‐イレブンが進出する17番目の国・地域となりますが、CPオールによるセブン‐イレブンのタイ国外での展開は初めてとのことです。セブン‐イレブン・ジャパン傘下の米セブン‐イレブンは2020年5月、CPオールのカンボジア法人とフランチャイズチェーン(FC)契約を結んでいました。
 今回の店舗は、プノンペン郊外の国道6号線沿いのオフィスビル1階に出店し、24時間の年中無休で運営されます。米国のセブン‐イレブンが展開するファストフード「スラーピー」、プライベートブランド「セブンセレクト」の菓子を始め、カンボジアならではの地元のフレッシュフード商品など、2000アイテム以上の商品を取り扱うとしています。日本のセブン‐イレブンとは、かなり異なる品揃えとなります。なお、今年度内にカンボジアでさらに数店舗を出店する計画です。

 プノンペンでは、既にイオン系のマックスバリュやサークルKが展開を始めていますが、日本でおなじみのコンビニエンスストアがついにカンボジアに進出した意義は大きいものがあります。日本式の販売・在庫・流通・生産に関する精緻なシステムが活用されるまでには、まだ時間がかかるとは思いますが、伸びしろは大きいものと見られ、今後の発展が大いに期待されます。

セブン‐イレブン・ジャパンの新聞発表

https://www.sej.co.jp/company/news_release/news/2021/202108310900.html

鈴木 博
コンサルタント

カンボジア総合研究所
CEO/チーフエコノミスト


東京大学経済学部卒。海外経済協力基金、国際協力銀行等で途上国向け円借款業務を約30年。2007年からカンボジア経済財政省上席顧問エコノミスト。2010年カンボジア総合研究所設立。日本企業とカンボジアの開発のWin-Win関係を目指して、経済調査、情報提供を行っている。

ブログ「カンボジア経済」 http://blog.goo.ne.jp/cambodiasoken


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