アジアの"いま"

鈴木 博
2013/12/30 09:22
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 プノンペンでサービスアパートメントを開業したタマホームは、続いてホテル事業に参入する計画です。プノンペンを中心に外国からの出張者や駐在員が増えている中で、割安な宿泊代で使いやすい客室を提供し、新たな収益源に育てたいとしています。
 2015年にプノンペン経済特区で100室程度のホテルを稼働させる計画です。現地の土地所有者と合弁会社を設け年内にも着工する見込みとしています。宿泊料は1泊45ドル~65ドル程度となる予定です。
 また、日系企業が数多く入居するプノンペンタワーの上層階に、出張者用のホテルを設ける計画もあるとのことです。
 日系企業の進出が続くカンボジア、プノンペンでは、ビジネス客向けのインフラ(ホテル等)が質・量ともに不足しているものと見られますので、出張者向けのホテルの増加はカンボジア経済全体にも良い影響を与えることが期待されます。

鈴木 博
コンサルタント

カンボジア総合研究所
CEO/チーフエコノミスト


東京大学経済学部卒。海外経済協力基金、国際協力銀行等で途上国向け円借款業務を約30年。2007年からカンボジア経済財政省上席顧問エコノミスト。2010年カンボジア総合研究所設立。日本企業とカンボジアの開発のWin-Win関係を目指して、経済調査、情報提供を行っている。

ブログ「カンボジア経済」 http://blog.goo.ne.jp/cambodiasoken


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