アジアの"いま"

鈴木 博
2018/11/14 09:23
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 世界銀行は、毎年ビジネスのしやすさをランキングした「Doing Business (ビジネス環境の現状)」を発表しています。190カ国/地域を対象としたDoing Business 2019は、10月31日に発表されました。
 カンボジアは、今年は138位と、昨年の135位から順位を若干下げました。周辺国は、タイ27位(前年26位)、中国46位(同78位)、ベトナム69位(同72位)、インド77位(同100位)、ラオス154位(同141位)、ミャンマー171位(同171位)、バングラデシュ176位(同177位)でした。第1位はニュージーランド、日本は38位でした。
 10種類の項目で評価されていますが、カンボジアについては、借入の容易さ(Getting Credit)が高く評価されており22位となっています。カンボジア信用機構(CBC)の活動が評価されています。比較的容易と考えられているビジネス開始が引き続き185位と大変悪くなっています。時間を要する多くの手続きと、1人当たり所得と比べた開設コストの高さがネックとなっています。
 カンボジアも投資環境の改善努力を積み上げてきてはいるものの、投資促進のための努力も国際的な競争が厳しく、なかなか順位向上には結びつかないようです。日本政府・民間との二国間協議等を通じて、投資環境の粘り強い改善が図られることが期待されます。

世界銀行の新聞発表(和文)
http://www.worldbank.org/ja/news/press-release/2018/10/31/doing-business-report-new-record-set-as-314-reforms-introduced-to-improve-business-climate-around-the-world
国別評価:カンボジア(英文)
http://www.doingbusiness.org/content/dam/doingBusiness/country/c/cambodia/KHM.pdf

鈴木 博
コンサルタント

カンボジア総合研究所
CEO/チーフエコノミスト


東京大学経済学部卒。海外経済協力基金、国際協力銀行等で途上国向け円借款業務を約30年。2007年からカンボジア経済財政省上席顧問エコノミスト。2010年カンボジア総合研究所設立。日本企業とカンボジアの開発のWin-Win関係を目指して、経済調査、情報提供を行っている。

ブログ「カンボジア経済」 http://blog.goo.ne.jp/cambodiasoken


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