アジアの"いま"

鈴木 博
2020/09/16 11:44
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 8月28日、国際協力銀行(JBIC)は、カンボジアにおいて日本企業が実施するコワーキングスペース事業に対する貸付契約を締結したと発表しました。貸付契約は、Ascent Business Consulting株式会社向けで、融資金額50万ドル(JBIC分)です。同社の現地法人であるBASIS POINT (CAMBODIA) CO., LTD.が、プノンペンにおいてコワーキングスペース事業を行うために必要な資金を融資するもので、設備の購入等に充てられます。また、この融資は「成長投資ファシリティ」を活用し、滋賀銀行との協調融資により実施するもので、協調融資総額は90万ドル相当となります。

 Ascent Business Consulting社は、コンサルティング事業及びコワーキングスペース事業を行う中小企業であり、「Basis Point」というブランド名にて、日本国内では8カ所に展開しています。2019年に初の海外拠点としてカンボジアに現地法人を設立し、海外におけるコワーキングスペース事業の拡大を目指しています。プノンペンでは、カランダールモール内に、コワーキングスペース「Basis Point」を開業しています。コワーキングスペースの利用料金は、3.3ドル/時間となっています。この他、貸会議室やレンタルオフィスもあります。

 新型コロナの影響はあるものの、日本企業、特に中堅・中小企業の海外展開を支援していくことは、非常に重要な課題です。カンボジアの優位性を活かした新たな産業への投資にもつながるものと期待されます。

国際協力銀行の発表

https://www.jbic.go.jp/ja/information/press/press-2020/0828-013656.html

Basis Point Cambodia のフェイスブック

https://web.facebook.com/BasisPoint.Cambodia/
鈴木 博
コンサルタント

カンボジア総合研究所
CEO/チーフエコノミスト


東京大学経済学部卒。海外経済協力基金、国際協力銀行等で途上国向け円借款業務を約30年。2007年からカンボジア経済財政省上席顧問エコノミスト。2010年カンボジア総合研究所設立。日本企業とカンボジアの開発のWin-Win関係を目指して、経済調査、情報提供を行っている。

ブログ「カンボジア経済」 http://blog.goo.ne.jp/cambodiasoken


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