アジアの"いま"

鈴木 博
2019/06/12 13:59
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 5月31日、訪日中のフン・セン首相と安倍晋三内閣総理大臣とは、首相官邸において首脳ワーキングランチを行いました。

 会談では、安倍総理大臣から、フン・セン首相による投資促進政策を歓迎し、投資貿易拡大に向け官民合同会議等を通じ進出企業の要望に更に耳を傾けていただきたいと述べました。その上で、日本は、港湾開発マスタープラン策定を含めたシハヌークビル港開発への包括的協力、官民での人材育成、プノンペンの都市開発や都市機能強化への協力も進めていくと述べました。これに対し、フン・セン首相は、日本からの投資は質の高いものとして重視しており、日系企業の投資を更に増加させていきたいと述べたとのことです。また、日本政府からの多岐に亘る支援に謝意を表し、シハヌークビル港開発について日本の協力を得て進めていきたいと述べました。

 この他、北朝鮮や南シナ海をはじめとする地域・国際場裡における喫緊の課題についても意見交換を行い、特に、北朝鮮情勢については、北朝鮮の非核化に向け安保理決議の完全な履行が重要との立場が共有されるとともに、拉致問題の早期解決に向け改めてフン・セン首相から支持が表明されました。

首相官邸の発表

https://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/actions/201905/31cambo.html

鈴木 博
コンサルタント

カンボジア総合研究所
CEO/チーフエコノミスト


東京大学経済学部卒。海外経済協力基金、国際協力銀行等で途上国向け円借款業務を約30年。2007年からカンボジア経済財政省上席顧問エコノミスト。2010年カンボジア総合研究所設立。日本企業とカンボジアの開発のWin-Win関係を目指して、経済調査、情報提供を行っている。

ブログ「カンボジア経済」 http://blog.goo.ne.jp/cambodiasoken


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