アジアの"いま"

鈴木 博
2018/06/20 19:56
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 6月6日、日通は、タイ現地法人である日通ロジスティクスタイランド株式会社が、6月1日を発効日として、タイ王国運輸省陸上輸送局から大メコン圏(GMS)関係国(タイ、ラオス、カンボジア、ベトナム、中国)間の越境交通許可証(GMS Road Transport Permit)を取得したと発表しました。
 GMS越境交通許可証は、GMS参加国が2016年12月に採択した「越境交通協定(CBTA)」のアーリーハーベスト措置の導入により、今般タイで500台の許可証が発行されました。500台の枠には旅客車両の25台が含まれており、物流業界としては475台の貨物車両が発給を受け、日通ロジスティクスタイランドは日系企業では最多となる12台分の許可証を取得しました。
 日通グループでは、2~3カ国間の越境交通許可証を所有し、同地域のクロスボーダー輸送サービスを展開していますが、従来の許可証はいずれも通行国があらかじめ定められていました。今回の許可証は、段階的に通行国の制限が無くなり、最終的にはGMS関係国いずれの国でも自由に相互通行できるようになる予定です。また今回取得した許可証により、一部の国境で必要であった貨物の積み替えが不要となり、積み替えによる荷物へのダメージを低減し安心で高品質なサービスの提供や積み替え作業がなくなることで輸送時間の短縮が可能となるとしています。
 なお、日系では、日本トランスシティも、グループの Trancy Logistics (Thailand)が、東南アジアにおいて越境輸送を行うためのGMS越境交通ライセンスを取得したと5月31日に発表しています。

日通の新聞発表
https://www.nittsu.co.jp/press/2018/20180606-1.html
日本トランスシティの新聞発表
http://www.trancy.co.jp/home/newslist.php

鈴木 博
コンサルタント

カンボジア総合研究所
CEO/チーフエコノミスト


東京大学経済学部卒。海外経済協力基金、国際協力銀行等で途上国向け円借款業務を約30年。2007年からカンボジア経済財政省上席顧問エコノミスト。2010年カンボジア総合研究所設立。日本企業とカンボジアの開発のWin-Win関係を目指して、経済調査、情報提供を行っている。

ブログ「カンボジア経済」 http://blog.goo.ne.jp/cambodiasoken


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