アジアの"いま"

鈴木 博
2013/11/20 10:40
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11月6日に吉野家ホールディングスは、カンボジアに牛丼店「吉野家」を出店したと発表しました。1号店はアンコール遺跡がある観光地、シェムリアップのフードコート内に開きました。店舗面積は150平方メートルと、日本の吉野家の標準店の1.5倍の大きさで座席数は62席となります。「ビーフボール(牛丼)」を4ドル(約390円)、「チキンボール」と「カレー」を3.5ドルで販売します。

 

地元の外食企業メアス・ディベロップメント(プノンペン)とフランチャイズチェーン(FC)契約を結びました。同社は、カンボジア国内や米国、マレーシアなどで外食店を展開しています。

 

吉野家は海外で、アメリカ、中国を中心に630店を展開しています。ASEANでは、シンガポール、フィリピン、インドネシア、タイで展開しています。カンボジアでも今後5年以内に5店舗を展開する計画です。

 

カンボジアでは、日系の飲食店の開業が続いていますが、大手外食チェーンの進出は喜ばしいニュースです。

 

吉野家ホールディングスの新聞発表
http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?cat=tdnet&sid=1102709

鈴木 博
コンサルタント

カンボジア総合研究所
CEO/チーフエコノミスト


東京大学経済学部卒。海外経済協力基金、国際協力銀行等で途上国向け円借款業務を約30年。2007年からカンボジア経済財政省上席顧問エコノミスト。2010年カンボジア総合研究所設立。日本企業とカンボジアの開発のWin-Win関係を目指して、経済調査、情報提供を行っている。

ブログ「カンボジア経済」 http://blog.goo.ne.jp/cambodiasoken


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