アジアの"いま"

鈴木 博
2022/01/12 11:00
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 12月20日、第1回日メコンSDGsフォーラムが、ビデオ会議方式において開催されました。これまで6回開催された「日・メコングリーンフォーラム」について、テーマをSDGs(持続可能な開発目標)に拡大したものです。今回のフォーラムには、日本及びメコン諸国(カンボジア、ラオス、ミャンマー、タイ、ベトナム)の関係省庁、並びに世界保健機関(WHO)、国連環境計画(UNEP)、地球環境戦略研究機関(IGES)、アジア工科大学等から、それぞれ関係者が出席し、「保健分野でのパートナーシップ」、「持続可能な経済、コロナ禍からの景気回復」、「グリーンで包摂的な社会」等のテーマに関して意見交換を行いました。

 「保健分野でのパートナーシップ」に関しては、「誰の健康も取り残さない」という理念のもと、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジの達成に向けた取組が議論されました。また、国内の保健システムや新型コロナウイルス対策、国際協力、今後の展望が紹介されました。「持続可能な経済、コロナ禍からの景気回復」に関しては、各国からはSDGs目標17の「パートナーシップで目標を達成しよう」を意識したブロックチェーン技術を使用したデジタル通貨や再生可能エネルギー、投資促進など様々な分野の取組が紹介されました。「グリーンで包摂的な社会」に関しては、メコン各国及び国際機関の代表から、気候変動や水資源管理に関連する諸問題が提起されました。気候変動問題については、国際社会が一体となって直ちに取り組むべき重要な課題であり、メコン地域全体の発展のために地域横断的な取組を推進することで一致しました。

 日本の外務省では、「メコン地域をより持続可能で、多様で、包括的なものとするため、引き続き「2030年に向けたSDGsのための日メコンイニシアティブ」の下、メコン地域におけるSDGsを推進します。」としています。

外務省の発表

https://www.mofa.go.jp/mofaj/s_sa/sea1/page24_001591.html

鈴木 博
コンサルタント

カンボジア総合研究所
CEO/チーフエコノミスト


東京大学経済学部卒。海外経済協力基金、国際協力銀行等で途上国向け円借款業務を約30年。2007年からカンボジア経済財政省上席顧問エコノミスト。2010年カンボジア総合研究所設立。日本企業とカンボジアの開発のWin-Win関係を目指して、経済調査、情報提供を行っている。

ブログ「カンボジア経済」 http://blog.goo.ne.jp/cambodiasoken


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