アジアの"いま"

鈴木 博
2022/11/30 08:49
  • Check

 11月12日、カンボジア・プノンペンにて第25回日ASEAN首脳会議(議長:フン・セン首相)が開催され、岸田文雄内閣総理大臣が出席しました。

 会議ではまず、岸田首相から、日ASEAN友好協力50周年となる来年の12月を目途に東京で特別首脳会議を開催したいと述べ、議長であるフン・セン首相他、各国首脳も同意して、2023年に通常の日ASEAN首脳会議に加えて特別首脳会議を開催することとなりました。

 日ASEAN協力については、新型コロナからの経済回復、インド太平洋に関するASEANアウトルック(AOIP)等について協議されました。岸田首相は、海上交通安全等の海洋協力、質の高いインフラ投資等の連結性支援、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジを始めとした保健・気候変動対策・防災、サプライチェーン強靱化・デジタル技術・食料安全保障の強化といった幅広い経済分野での協力を強化していくと述べました。

 地域・国際情勢に関しては、ミャンマー、ロシアによるウクライナ侵略、東シナ海・南シナ海等、北朝鮮等について協議されました。

外務省の発表

https://www.mofa.go.jp/mofaj/a_o/rp/page1_001395.html

鈴木 博
コンサルタント

カンボジア総合研究所
CEO/チーフエコノミスト


東京大学経済学部卒。海外経済協力基金、国際協力銀行等で途上国向け円借款業務を約30年。2007年からカンボジア経済財政省上席顧問エコノミスト。2010年カンボジア総合研究所設立。日本企業とカンボジアの開発のWin-Win関係を目指して、経済調査、情報提供を行っている。

ブログ「カンボジア経済」 http://blog.goo.ne.jp/cambodiasoken


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA