アジアの"いま"

鈴木 博
2019/08/28 09:00
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 8月12日、カンボジア観光省のトンコン大臣は、離任する堀之内大使と面談しました。トンコン大臣は、「日本企業が、既存の観光地の開発や新規の観光資源の創出により、大きな利益を上げられると信じている。特に、退職者をターゲットとした観光資源の創出には大きな潜在的可能性があると見ている」と述べたとのことです。

 2019年(1~6月)のカンボジア訪問客数は、333万8474人で、対前年同期比11.2%増でした。このうち、日本は、10万625人で対前年同期比3.0%増でした。観光省では、2020年には日本人観光客数を30万人まで増加させたいとしています。

 以前は、一番お金を使う日本人の若い女性を誘致することが、観光収入を伸ばすポイントと言われていましたが、トンコン大臣が日本の高齢化を考慮して、「退職者(高齢者)」をターゲットとすると述べた点は注目されます。日本のロングステイ財団が毎年調査を行っている「ロングステイ希望国・地域2018」によりますと、ロングステイ先の人気第1位はマレーシア、2位タイ、3位ハワイ、4位フィリピン等となっています。カンボジアは10位までに入っていませんが、今後、日本の高齢者のロングステイ先としての人気が高まることも期待されます。

ロングステイ財団のサイト

http://www.longstay.or.jp/releaselist/entry-3449.html

鈴木 博
コンサルタント

カンボジア総合研究所
CEO/チーフエコノミスト


東京大学経済学部卒。海外経済協力基金、国際協力銀行等で途上国向け円借款業務を約30年。2007年からカンボジア経済財政省上席顧問エコノミスト。2010年カンボジア総合研究所設立。日本企業とカンボジアの開発のWin-Win関係を目指して、経済調査、情報提供を行っている。

ブログ「カンボジア経済」 http://blog.goo.ne.jp/cambodiasoken


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