アジアの"いま"

鈴木 博
2020/02/12 10:29
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 カンボジア地雷対策庁(Cambodian Mine Action and Victim Assistance Authority :CMAA)の発表によりますと、2019年の地雷・不発弾による被害者数は、死者12名、負傷65名(うち手足切断16名)と、2018年(死者10名、負傷48名うち手足切断12名)から若干増加しました。1996年には、死者911名、負傷者3409名(うち手足切断443名)に達していましたが、23年間の関係者の努力により、死者数を100分の一にまで減少させたことは高く評価されるものです。

 1979年から2019年までの累計で、死者は1万9780名、負傷4万5075名(うち手足切断9049名)となっています。これまでに100万個以上の地雷、1900平方キロメートルの土地の処理を完了し、530万人に裨益しているとしています。CMAAは、国家地雷対策戦略(2018年~2025年:National Mine Action Strategy (NMAS) 2018-2025)に沿って、引き続き地雷・不発弾対策及び被害者への支援に取り組んでいくとしています。

 なお、農村部での地雷・不発弾の取り扱いに関する啓蒙活動は、引き続き重要なものと見られます。CMAAでは、今年も「国民地雷認知の日」の式典を開催し、啓蒙活動に努めていく計画です。

カンボジア地雷対策庁(CMAA)のサイト(英文です)

http://www.cmaa.gov.kh/

鈴木 博
コンサルタント

カンボジア総合研究所
CEO/チーフエコノミスト


東京大学経済学部卒。海外経済協力基金、国際協力銀行等で途上国向け円借款業務を約30年。2007年からカンボジア経済財政省上席顧問エコノミスト。2010年カンボジア総合研究所設立。日本企業とカンボジアの開発のWin-Win関係を目指して、経済調査、情報提供を行っている。

ブログ「カンボジア経済」 http://blog.goo.ne.jp/cambodiasoken


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