アジアの"いま"

福田 淳
2017/10/15 14:41
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2017年10月 中国・上海ノート ~時代は常に変わるもの~

 

 

中国は世界の工場から世界の消費社会へ転進。

 

2017年10月国慶節の時期に上海を訪問する機会を得た。

 

今回の上海訪問は数年ぶり。中国人の古い友人から”上海の街は2年もすれば街の印象はガラッと変貌する”と言われていましたが、交通や生活インフラの面も明らかに変化していました。

 

元来、上海は歴史上でも中国の貿易の要所であり、世界のビジネスマンが注目していた地域でもあり今後はさらに注目していきたいと思います。

 

今、注目すべきビジネスは中国のEV自動車産業、植物工場(循環型農業)、IoT産業の3つと感じています。

 

 

先月、私は中国河北省に最新ビジネスの現場を視察してきましたが、人・動・植(ジン・ドウ・リン)が一帯リンクした現場であり、人とは:(地元地域の人材を雇用)、動物:(酪農として乳牛を生産し、排出された糞尿を肥料としても活用)、植物:(酪農からの肥料を使い健全な土壌を活用、葉物野菜は完全24時間の水耕栽培)が全てが循環している現場に行き、酪農と植物工場が一体となった現場を視察してきました。

 

循環型とは極め付けは、観光客向けの水耕栽培レストランがあり、至る所に水耕栽培をしている珍しいレストランを視察。

 

この事業は国営ではなく、中国民間企業の経営で兎に角、事業化してみるという精神で始めたとの事、日本での”やってみなはれ”の精神であった。

 

(2017年9月中国河北省 太陽光エネルギー活用)

 

(2017年9月中国河北省 酪農現場)

 

(2017年9月中国河北省 水耕栽培現場)

 

(2017年9月中国河北省 水耕栽培レストラン)

 

中国上海で驚いたのは外国人にも優しい地下鉄路線インフラであり、一見タイのバンコクの地下鉄にそっくりだと思ったが、現在のバンコクの地下鉄は中国からの車両が配備されており、駅のプラットフォームも同じデザイン。

 

バンコクと比較しても上海の方が広範囲に動き安い路線となっていました。

 

(2017年10月上海地下鉄)

 

 

(EV化の波)

 

現代の上海は地下鉄網が発達し、中間層以上はモータライゼーション社会であるものの街中でのバイクは電動電池(EV化)バイクが主流。

 

中国政府はEV化に向けて電気自動車の購入したものには車両登録とナンバープレートの発行を迅速にするなどと、これまでガソリン車の車両登録には時間を要したが今ではEV化社会に向け様々な政策を打ち出している。

 

実際には中国EVメーカーのBYD社が米国カルフォルニアに進出するなど、中国企業のEVの流れは止まらない。

 

既に中国では通信、エネルギー、物流をコア事業にしており、国内ではリチウムバッテリーの工場が点在しており、これからの動力を意識したバッテリー開発が急ピッチで始まっています。

 

(2017年10月在上海バンコク銀行前)

 

(2017年10月上海古い街並みを継承)

 

(2017年10月上海 The駅横 屋外カラオケボックス)

 

(2017年10月上海マクドナルド支払い精算機)

 

 

(IoTで現金不要論)

 

上海ではFintech(フィンテック)が進み、支払い決済には現金を使わずスマートフォンのモバイル決済でAlipay(支付宝)やWechat Payでの決済が主流。

 

今や中国での決済アプリでの平均消費は一人あたり年間15万元(約250万円)を超えるとも言われています。

 

便利なのは細かいお釣りを気にすることなく、決済アプリを利用することで割引やプロモーションなどの特典を受けることができる。

 

既にタイ・バンコクのコンビニやレストランには既にこのような決済システムを導入している店舗が増えているが、東京にはまだまだ見かける店舗は少ない。

 

今後省人化という点でも益々IoTが進み、経済効果を生む可能性を秘めている。中国でのトレンドは次第に東南アジアにも浸透していき、いつの日か日本が置き去りになる時が来るやもしれない。

 

日本においてもこれまでのようなリスクヘッジをまず先に考えるよりも、若い世代や余剰資金がある中堅・中小企業が、中国のように兎に角、”やってみる精神”が必要な時代の到来しているように思えます。

 

 

最後に!!!日本と東南アジアでのビジネスに関して何かご質問があれば遠慮なくご連絡下さい。

 

福田 淳
コンサルタント

株式会社アークビジネスサーチ 取締役


タイのタマサート大学東アジア研究所などを経て、1997年1月バンコクに日系企業のタイ進出及びビジネス開拓をサポートするARK ENTERPRISE CO.,LTD.をタイ公認会計士らと設立。2008年1月東京に東南アジアの投資相談窓口となる株式会社アークビジネスサーチを設立。現職。東京都出身。

株式会社アークビジネスサーチ http://www.ark.asia/
タイ現地法人ARK ENTERPRISE CO.,LTD http://www.ark.co.th/


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