アジアの"いま"

鈴木 博
2020/04/01 12:55
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 日本の外務省は、毎年世界各国で日本がどのように思われているかについて「対日世論調査」を行っています。2019年11月にASEAN10か国で実施した調査の結果が最近発表されています。

 カンボジアについて見てみますと、日本との関係については95%が「良好」と回答しています(ASEAN 平均93%)。日本との信頼関係は「信頼できる」が97%(同93%)となっています。日本の戦後70年の平和国家としての歩みについては、96%が「評価できる」としています(同90%)。また、世界経済の安定と発展に関する日本の貢献については。96%が「重要な役割を果たしている:としました(同87%)。日本が国際社会の平和と安定に積極的に貢献していくことについては、「役立つと思う」が97%(同92%)となっています。

 カンボジアにとって今後の重要なパートナーとなる国は、1位中国(46%)、2位日本(42%)、3位米国(27%)でした。これは、ASEAN平均の1位日本(51%)、2位中国(48%)、3位米国(37%)と比べると、やはり中国のプレゼンスが目立ちます。しかし、カンボジアにとって最も信頼できる国となると、1位日本(43%)、2位中国(30%)、3位米国(13%)となります。

 通常日本の報道等では、アジアの意見というと中国や韓国の反日的な見方に偏っていることが多いのですが、ASEAN 諸国は親日であることは忘れてはならず、大切にしていかねばならないと見られます。また、「親中国」といわれるカンボジアも実はアジアでも最も親日の国であるということも指摘しておきたいと思います。

外務省のサイト

https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/culture/pr/yoron.html

鈴木 博
コンサルタント

カンボジア総合研究所
CEO/チーフエコノミスト


東京大学経済学部卒。海外経済協力基金、国際協力銀行等で途上国向け円借款業務を約30年。2007年からカンボジア経済財政省上席顧問エコノミスト。2010年カンボジア総合研究所設立。日本企業とカンボジアの開発のWin-Win関係を目指して、経済調査、情報提供を行っている。

ブログ「カンボジア経済」 http://blog.goo.ne.jp/cambodiasoken


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