国際通貨基金(IMF)は、IMF協定第IV条に基づき、毎年加盟国政府と政策協議を行うこととなっています。昨年10月に行った2011年の協議結果詳細について、2月27日にIMFから発表がありました。
主なポイントは、
①カンボジア経済のエンジンである縫製業輸出、観光は好調が続く。不動産はゆっくりと回復。2011年の成長率は5.8%、2012年は6.5%と予測。
②農業は洪水の影響で減速。農業を除いた2011年の成長率は7.6%に達する。
③物価上昇は問題なし。2011年は5.6%、2012年は4.3%。
④外貨準備は30億ドル(輸入の4.3か月分)を越えており安定的。
⑤欧米の経済減速の影響については懸念材料。
等です。
非常に詳細な英文のレポートですが、統計数字等については最も信頼が置けます。下記のIMFのサイトをご覧ください。
【サマリー】
http://www.imf.org/external/np/sec/pn/2012/pn1219.htm
【レポート】
http://www.imf.org/external/pubs/cat/longres.aspx?sk=25741.0