アジアの"いま"

鈴木 博
2012/05/09 16:05
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日本商工会議所とASEAN・日本経済協議会日本委員会は4月27日、「ASEANロードショー」で来日しているASEAN経済大臣との懇談会を東京で開催しました。ASEAN側は、2012年議長国であるカンボジアのチャン・プラシット商業大臣をはじめ23人、日本からは、岡村会長をはじめ、15人の合計38人が出席しました。

 

この懇談会で、日本側は、ASEAN経済大臣に対して、「東アジア包括的経済連携(RCEP)の推進」「ASEAN連結性の促進」「中小企業の育成に向けた日ASEANの仕組みづくり」「日本の経済界との対話促進」などを求める要望書を提出しました。

 

これを受けASEAN側を代表して、チャン・プラシット・カンボジア商業大臣は、「日本との経済関係強化は、ASEANにとって非常に重要。今回のような経済界との対話は、双方の認識を共有させていくうえでも大切な機会であり、いただいた要望書については、後日、正式な回答を行いたい」と回答しました。

 

日本商工会議所のサイト(要望書もご覧になれます)

http://www.jcci.or.jp/news/2012/0501120000.html

鈴木 博
コンサルタント

カンボジア総合研究所
CEO/チーフエコノミスト


東京大学経済学部卒。海外経済協力基金、国際協力銀行等で途上国向け円借款業務を約30年。2007年からカンボジア経済財政省上席顧問エコノミスト。2010年カンボジア総合研究所設立。日本企業とカンボジアの開発のWin-Win関係を目指して、経済調査、情報提供を行っている。

ブログ「カンボジア経済」 http://blog.goo.ne.jp/cambodiasoken


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