アジアの"いま"

鈴木 博
2012/05/15 17:46
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4月23日に、テレコム・カンボジア社(TC)は、ベトナム郵便通信グループ(VNPT)傘下の国際通信社(VTI)と共催で、カンボジア・ベトナム間スーパーハイウェイ通信ネットワークの開設式を行いました。

 

この通信ネットワークは全長約260キロメートルで、プノンペンとホーチミン市を結んでいます。このネットワークと陸上や海底の光ケーブルによってアジア、欧州、北米の各国との通信網が拡大されます。通信速度は当面10Gbpsですが、将来的には数倍の通信速度に引き上げられる予定とのことです。

 

VTIとTCの両社はこの通信ネットワークを利用して、国際専用線(IPLC)、国際IPトランジット、仮想私設通信網(IP-VPN)などのサービスを、ベトナムとカンボジアで展開します。また、将来的には、これらのサービスをタイやミャンマーなどでも共同で提供したいとしています。

鈴木 博
コンサルタント

カンボジア総合研究所
CEO/チーフエコノミスト


東京大学経済学部卒。海外経済協力基金、国際協力銀行等で途上国向け円借款業務を約30年。2007年からカンボジア経済財政省上席顧問エコノミスト。2010年カンボジア総合研究所設立。日本企業とカンボジアの開発のWin-Win関係を目指して、経済調査、情報提供を行っている。

ブログ「カンボジア経済」 http://blog.goo.ne.jp/cambodiasoken


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