アジアの"いま"

鈴木 博
2012/08/09 10:12
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カンボジアで大型小売店舗の建設計画を進めるイオンモールは、アジア各国で現地の小売事業者らを対象にテナント入居を募る説明会を開催します。7月23 日のタイを皮切りにシンガポール、香港、台湾、インドネシア、ベトナム、カンボジア、中国を回っています。

 

タイでの説明会では、タイの事業者に向けて、2014 年開業予定のカンボジア店への出店を強くアピールしました。同店の敷地面積は6万8,400 平方メートル、4フロアあるテナント面積は5万6,500 平方メートルで、入居テナント数は150~200 程度の予定です。全テナントの約20~30%をタイで獲得したいとしています。イオンモール(カンボジア)では、「プノンペンの中心部に立地するカンボジア1号店から5キロの商圏人口は約70 万人。カンボジア全体の世帯所得はまだ低いものの、5キロ商圏では78%が月400 米ドル(約3万円)以上、1キロ商圏では61%が800~2,000 米ドルと購買力は十分ある」と、プノンペンの高い潜在性を訴えました。

鈴木 博
コンサルタント

カンボジア総合研究所
CEO/チーフエコノミスト


東京大学経済学部卒。海外経済協力基金、国際協力銀行等で途上国向け円借款業務を約30年。2007年からカンボジア経済財政省上席顧問エコノミスト。2010年カンボジア総合研究所設立。日本企業とカンボジアの開発のWin-Win関係を目指して、経済調査、情報提供を行っている。

ブログ「カンボジア経済」 http://blog.goo.ne.jp/cambodiasoken


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