アジアの"いま"

鈴木 博
2012/08/29 17:39
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米国通商代表部のロン・カーク通商代表は、8月30日~31日にカンボジア・シェムリアップを訪問しています。ASEAN+8経済関係閣僚会議とASEAN米国ビジネスサミットに参加することを主な目的としています。この他、TPPやAPEC等の議題についても、カンボジアの関係閣僚、ASEAN各国の閣僚と個別協議を行う予定です。また、ASEAN米国貿易投資枠組協定(TIFA)の協議会にも参加し、ASEANと米国との貿易・投資促進について協議するとのことです。

 

中国がプレゼンスを高めているカンボジアで、米国も経済面からの巻き返しを図っています。7月のヒラリー・クリントン国務長官に引き続く大物幹部の訪問によって、カンボジアにおける米国プレゼンスの回復を図り、中国の動きを牽制する意図があるものと見られています。

鈴木 博
コンサルタント

カンボジア総合研究所
CEO/チーフエコノミスト


東京大学経済学部卒。海外経済協力基金、国際協力銀行等で途上国向け円借款業務を約30年。2007年からカンボジア経済財政省上席顧問エコノミスト。2010年カンボジア総合研究所設立。日本企業とカンボジアの開発のWin-Win関係を目指して、経済調査、情報提供を行っている。

ブログ「カンボジア経済」 http://blog.goo.ne.jp/cambodiasoken


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