アジアの"いま"

鈴木 博
2012/10/24 13:01
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10月18日に国連安全保障理事会の非常任理事国5か国の改選が行われました。カンボジアは、アジアから1か国選ばれる枠を、韓国、ブータンと争っていました。今回は韓国が選出され、カンボジアは善戦したものの敗れました。他の4か国は、ルワンダ、アルゼンチン、ルクセンブルグ、オーストラリアとなりました。

 

1度目の採決で韓国は192カ国中116票を得て、62票と20票を得たカンボジアとブータンを抜き1位となりましたが、選出に必要な有効票の3分の2に当たる128票は得られておらず、アジアグループで韓国に次いで2位となったカンボジアと決戦投票となりました。決選投票では、カンボジアは43票を集めたものの、192か国中149か国の票を集めた韓国に敗れました。

 

カンボジアは、最近「親中国」と見られており、中国の後押しもあった模様です。日本は、韓国に投票したと報道されています。

鈴木 博
コンサルタント

カンボジア総合研究所
CEO/チーフエコノミスト


東京大学経済学部卒。海外経済協力基金、国際協力銀行等で途上国向け円借款業務を約30年。2007年からカンボジア経済財政省上席顧問エコノミスト。2010年カンボジア総合研究所設立。日本企業とカンボジアの開発のWin-Win関係を目指して、経済調査、情報提供を行っている。

ブログ「カンボジア経済」 http://blog.goo.ne.jp/cambodiasoken


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