アジアの"いま"

鈴木 博
2012/11/08 09:32
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東南アジア諸国連合(ASEAN)と日本、中国、韓国、インド、オーストラリア、ニュージーランドの16カ国を結ぶ自由貿易協定(FTA)の実現に向け、関係する16カ国は11月18日からカンボジアで開く東アジアサミットの際に、2015年末の妥結を目指して交渉開始で合意する方向で調整しています。

 

16カ国は交渉の入り口を確保するため、一部の国に限り特例措置が必要との見解でまとまる見通しとなっています。先進国は交渉妥結から5年間で特定の物品にかかる関税を下げたり撤廃したりする一方、一部の途上国は10年間程度かける案が浮上しているとのことです。現時点で対象はミャンマー、ラオス、カンボジアの3カ国が念頭にあり、ベトナムも特例を求めている模様です。

鈴木 博
コンサルタント

カンボジア総合研究所
CEO/チーフエコノミスト


東京大学経済学部卒。海外経済協力基金、国際協力銀行等で途上国向け円借款業務を約30年。2007年からカンボジア経済財政省上席顧問エコノミスト。2010年カンボジア総合研究所設立。日本企業とカンボジアの開発のWin-Win関係を目指して、経済調査、情報提供を行っている。

ブログ「カンボジア経済」 http://blog.goo.ne.jp/cambodiasoken


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