アジアの"いま"

鈴木 博
2013/01/08 19:54
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12月19日に世界銀行は、東アジア大洋州地域経済報告書(2012年秋詳細版)を発表しました。この報告書は、年2回春と秋に発行されています。

 

カンボジアの2012年の成長率(見込み)はこれまでの6.6%が維持されました。2013年についても6.7%、2014年は7.0%と見込んでいます。物価上昇率は、2012年は4.0%、2013年5.0%、2014年5.0%との予測です。貿易収支、経常収支の赤字は続きますが、海外直接投資等で埋め合わせることができると見込んでいます。外貨準備も、2014年まで輸入の4.5か月分を維持すると見ています。対外債務の状況も良好で、債務返済率(DSR)は、2012年1.2%、2013年1.4%、2014年1.6%と大変低い数字になる見込みです。

 

世界銀行の新聞発表(日本語)

http://www.worldbank.org/ja/news/2012/12/19/east-asia-pacific-remains-bright-spot-difficult-global-landscape

鈴木 博
コンサルタント

カンボジア総合研究所
CEO/チーフエコノミスト


東京大学経済学部卒。海外経済協力基金、国際協力銀行等で途上国向け円借款業務を約30年。2007年からカンボジア経済財政省上席顧問エコノミスト。2010年カンボジア総合研究所設立。日本企業とカンボジアの開発のWin-Win関係を目指して、経済調査、情報提供を行っている。

ブログ「カンボジア経済」 http://blog.goo.ne.jp/cambodiasoken


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