アジアの"いま"

鈴木 博
2013/02/21 11:38
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プノンペン中心部でカジノホテルNaga Worldを経営するNaga coop社は、2012年の純利益が1億1310万ドル(約106億円)に達したと発表しました。これは2011年に比べて23%増となり、好調が続いています。売り上げは、2億7880万ドル(約262億円)で、うち62%がテーブルゲーム、32%が電子式ゲーム、6%がホテルとなっています。

 

増益の理由は、カンボジアへの観光客数の増加が寄与していると分析されています。カジノの主な顧客はベトナム人で、全体の4割を占めます。中国人は予想外に少なく、10%未満であるとしています。

 

Naga Coop社は、この好調な業績を背景に、現在のNaga Worldホテルのすぐ近くに、ホテル、レストラン、エンターテイメントの複合施設となるNaga 2の建設に着手しています。

鈴木 博
コンサルタント

カンボジア総合研究所
CEO/チーフエコノミスト


東京大学経済学部卒。海外経済協力基金、国際協力銀行等で途上国向け円借款業務を約30年。2007年からカンボジア経済財政省上席顧問エコノミスト。2010年カンボジア総合研究所設立。日本企業とカンボジアの開発のWin-Win関係を目指して、経済調査、情報提供を行っている。

ブログ「カンボジア経済」 http://blog.goo.ne.jp/cambodiasoken


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