3月25日にプノンペン商業銀行は、プノンペンタワー支店を開設するとともに、同支店内に日本人担当者が常駐する「ジャパンデスク」を開設しました。プノンペン商業銀行は、現在、日本のSBIが40%、韓国企業が60%の株式を保有していますが、今年、SBIが過半数の株式を取得することで合意しています。プノンペン商業銀行は、カンボジア経済の好調の波にも乗り、カンボジアの地場中堅企業への貸付を順調に増やし、2012年の利益も2011年に比べて倍増の267.8万ドル(約2億5000万円)に増加させています。
プノンペンタワー2階に開設したジャパンデスクでは、日系企業・個人向けの預金や送金のサービスを充実させていく予定としています。ドル建て預金では、1年定期で6.2%、5年定期では8.0%と、カンボジア国内の商業銀行では最高クラスの金利となっています。また、カンボジアの商業銀行では、海外からの送金を受け取るときに手数料(送金額の0.1%程度)を取られますが、プノンペン商業銀行ではこれを無料としています。
プノンペン商業銀行の今後の活躍が大いに期待されます。