アジアの"いま"

鈴木 博
2013/05/14 11:08
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プノンペンでは最近停電が多くなっています。カンボジア電力公社(EDC)総裁は、乾季の電力不足は想定内であるとして、大口需要者の自家発電設備の活用や節電への協力を求めています。

 

EDCでは、電力不足の要因を、乾季に伴うカムチャイ水力発電所の発電量の低下、ベトナム自身が電力不足のためのベトナムからの電力輸入量の絞り込み(契約は200MWだが実績は170MW)等によるものとしています。電力不足への対応として、6月中旬までにシアヌークビルで50MWの石炭火力発電所を稼働させるとしています。また、中長期的対策として、発電や送電への民間投資の誘致、ドナー諸国からの譲許的借款の導入に努力しているとのことです。

鈴木 博
コンサルタント

カンボジア総合研究所
CEO/チーフエコノミスト


東京大学経済学部卒。海外経済協力基金、国際協力銀行等で途上国向け円借款業務を約30年。2007年からカンボジア経済財政省上席顧問エコノミスト。2010年カンボジア総合研究所設立。日本企業とカンボジアの開発のWin-Win関係を目指して、経済調査、情報提供を行っている。

ブログ「カンボジア経済」 http://blog.goo.ne.jp/cambodiasoken


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