カンボジア商業省の発表によりますと、今年第1四半期(1月~3月)のカンボジアの化粧品・関連製品の輸入額は、前年同期比130%増の990万ドル(約10億2000万円)に達しました。カンボジアでの富裕層の増加や、いわゆる中間層の勃興で、化粧品への関心や需要が急激に伸びているためと分析されています。
プノンペンでも、日系の「デ・グラン・ジャパン」といった高級美容室が多くの顧客を集めています。また、ネイルアートも盛んで、日本のネイル技術を活かした「美サロン」もあります。ファッション誌も、「ソブリン」、「Fマガジン」等の洗練されたものが増えてきています。
プノンペンの街では、韓国や中国の影響が強く、これらの国々のファッションをまねることが多いようです。今後は、日本のソフトパワーがカンボジアでプレゼンスを確保していくことも期待されます。