アジアの"いま"

鈴木 博
2013/07/30 15:28
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ベトナム現地法人の佐川急便ベトナム有限会社は、プノンペン市内のプノンペンタワーに初の拠点を開設し、7月より業務を開始したと発表しました。ベトナム・カンボジア間の南部経済回廊を利用したトラック輸送、およびカンボジア発の国際輸送需要の拡大を見越した取り組みとのことです。

 

同社では、「このたびカンボジアに拠点を設け、物流に関するすべての現地ライセンスを取得。顧客に対してワンストップでサービスを提供することが可能となります。現地に進出している日系企業を中心に、きめ細やかで高品質な物流サービスを提供していきます。」としています。

 

カンボジアには既に主要な物流各社が進出してきており、佐川急便グループの進出は、カンボジアが日系企業にとってメコン地域での主要拠点となりつつあることの更なる証左と見られます。

 

佐川急便(SGホールディングス・グローバル)の新聞発表

http://www2.sg-hldgs.co.jp/newsrelease/detail/2013/0723_856.html

鈴木 博
コンサルタント

カンボジア総合研究所
CEO/チーフエコノミスト


東京大学経済学部卒。海外経済協力基金、国際協力銀行等で途上国向け円借款業務を約30年。2007年からカンボジア経済財政省上席顧問エコノミスト。2010年カンボジア総合研究所設立。日本企業とカンボジアの開発のWin-Win関係を目指して、経済調査、情報提供を行っている。

ブログ「カンボジア経済」 http://blog.goo.ne.jp/cambodiasoken


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