今年上半期(1月~6月)のカンボジアのキャッサバの輸出量は、2012年上半期の63万4317トンから55%も減少し、28万8109トンに留まりました。大きな要因は、タイが導入した輸入制限で、タイ国内でのキャッサバの収穫期にカンボジアからの輸入を厳しく制限しています。このため、タイの仲買人は、タイ国内で不足がある場合にのみカンボジアに買付に来ていると言われます。タイは、カンボジアのキャッサバ輸出にとって最大の市場であり、これにベトナム、中国が続きます。
カンボジアでのキャッサバの価格は、全般には大きく下がっていないと言われますが、品質が低い農家では、かなり低い価格となっているとのことです。