アジアの"いま"

鈴木 博
2013/10/02 11:48
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9月19日、カンボジアのアンコール遺跡群のタ・ケウ遺跡で日本人女性(ナガタ・ユカさん、23歳)が、5層の遺跡の第2層から転落し、頭部に重傷を負って意識不明の状態となりました。遺跡は、苔も生えており、事故当時は相当の雨も降っていたとのことです。ナガタさんは、母親とシェムリアップを訪れていて事故となり、ロイヤルアンコール国際病院で治療を受けました。

 

アンコール遺跡群の遺跡では、急な階段や滑りやすい場所、手すりのない場所等が多数あります。遺跡訪問の際は、歩きやすい靴・服装で、現地ガイドの指示に従い、十分な注意をしながら、ご見学ください。毎年、転落事故は発生しており、重体の場合には、ヘリコプターや航空機でバンコク等に緊急搬送される場合もあります。数百万円の費用がかかることもありますので、カンボジアを訪問される際には、海外旅行傷害保険に加入されることを強くお勧めしています。

鈴木 博
コンサルタント

カンボジア総合研究所
CEO/チーフエコノミスト


東京大学経済学部卒。海外経済協力基金、国際協力銀行等で途上国向け円借款業務を約30年。2007年からカンボジア経済財政省上席顧問エコノミスト。2010年カンボジア総合研究所設立。日本企業とカンボジアの開発のWin-Win関係を目指して、経済調査、情報提供を行っている。

ブログ「カンボジア経済」 http://blog.goo.ne.jp/cambodiasoken


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