カンボジアに住んでいるとことごとく中国の文化が根付いているなと感じることがある。つまり模倣が多い。模倣と言うとカッコいいが、簡単に言うと「マネ」「パクリ」である。
隣の店がT-シャツ屋を始めれば、面白いぐらいに両隣がT-シャツ屋を始める。隣の店が携帯ショップを始めれば間違いなく徒歩10歩以内に同じような店ができる。そして同じ商品を販売していて値段は人によって日によって気分によってバラバラ。そんな文化である。
プノンペンには1994年に日本の援助でできた日本とカンボジアの絆を深めている日本友好橋 通称『日本橋』という橋がある。そして、現在その隣には中国が橋を作っている。完成は2014年予定とのこと。
模倣実体験としては、私が経営するクロスタウンカフェの隣にもかなり似通ったウッド調の外装のマッサージ屋ができた。カフェではないが、看板や照明などかなり似ている…。来て下さるお客様に「間違って入っちゃったよ」と言われることもしばしば。
市場活性化と言う意味では良いのかも知れないが、やり過ぎはいかがなものかと思う。