「チャイナ+1」「タイ+1」を進める日系企業の中には生産拠点の分散化のため、現地企業に生産委託をするケースが増えています。しかし、事前の調査、話し合いをしっかりせずに相手企業とトラブルになったり、不良品問題に直面することもあります。
一般的に委託生産先を選定する際は、以下の5つのステップを踏んで下さい。
1:調達リストの作成
アセアンで生産委託をご検討される際は原材料がその国で調達可能か調べる必要があります。中国で生産コストが上がり、アセアンに移ろうと考える企業の中には中国と同様に調達可能と考えて調査をされない企業が多いです。
2:候補企業の洗い出し
候補企業の洗い出しの際、過去の受託生産実績等を出してもらい、日系企業を含む海外企業のプロジェクト経験の有無等を確認する必要があります。
3:候補企業の設備・生産能力の確認
実際に候補企業にご訪問して頂き、工場設備のチェック、ワーカーの作業スピード等をご覧になって頂く必要があります。
4:試作品(サンプル)のオーダー
1回のサンプルオーダーで判断せずに、修正を加えながら数回試してみる必要があります。
また、技術指導の受け入れについても検討して頂く必要がでる場合もあります。
5:生産体制の構築
一般的に、アセアン諸国では多品種少量生産品の委託生産は向いているとはいえません。
中国拠点と分散化の場合、アセアンでは少品種大量生産を前提にご計画ください。
また、検品体制は社内検品体制で不良品率が下がらない場合は、外部専門会社の検品サービスをご利用することも必要になります。(ベトナム、インドネシアは検品業者の体制が未成熟ですので、タイ、シンガポール等から派遣することがある。)
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