ここ数年、タイの若者層で日本のサブカルチャーに対する関心の低下が著しい。今後、タイ人の日本語学習者数が「ジャニーズが好きだから」という理由で復活することは期待できない。しかし、わが国ニッポンの底力はまだまだ奥深い。まず、グラフAの統計をご覧いただきたい。
ご存知の通り、タイには数多くの日系企業が進出しており、もはやタイ経済は日本の投資なくしては語れない状態である。世界各国と比較しても、人口13億の中国、3億のアメリカに次ぐ、第3位に位置している。人口6000万のタイで、この日系企業の数は極めて多いと言える。
これだけの日系企業が進出していれば、タイには日本贔屓、親日派が多いと思っている人は多い。しかし、それは思い上がった日本人の自信過剰な発想に過ぎない。日本人だからといってチヤホヤされると思ったら大間違いである。そもそも、彼らの眼中に日本はもうないのである。
グラフB,Cをご覧頂くとわかる通り、日本語学習者数も日本留学者数も上位には位置しているものの、経済的にこれ程までに密接な関係のある国にしてはまだまだ低い数字と言える。タイの若者にとって、日系企業がタイでどんなに展開していようと、もはや“知ったこっちゃない”のである。
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しかし! 日系企業のタイでの活動は不滅である。どれだけ霞んで見えていようとも、これは紛れもない事実である。そして、この日系企業の存在こそが、今後のタイにおける日本語学習者数や日本留学者数の増加、ひいては日本好きなタイ人を育んでいく土壌となるのである!
そこで我々は意を決して立ち上がった。
在タイ日本大使館、バンコク日本人商工会議所、日本学生支援機構、国際交流基金バンコク文化センター、そして弊社の共催で、『日本留学&日系企業就職フェア』を開催する。官民合同で国を挙げての大イベントである。このイベントを機に、日系企業の魅力を精一杯アピールし、タイの若者に「将来は日本の会社で働きたい!」と思い描いてもらいたい。そして、そのために「今のうちから日本語を勉強しよう!日本留学しよう!」と考えてもらいたい。
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『日本留学&日系企業就職フェア』
日時:2012年3月10日(土)11日(日)10時~18時
場所:シリキット・コンベンション・センター
入場無料
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日本人求職者も日系企業への就職活動が可能なので、タイでの就職を考えている人はこの機会に是非ともご来タイいただきたい。