ちょうど今日まで日本を公式訪問中のインラック首相であるが、訪日前に洪水対策として“国家水資源・洪水対策委員会”を新設した。従来からある2つの委員会“水資源管理戦略委員会”と“洪水復興戦略委員会”と併せて3つの組織とした。
この3つの組織の上に自分が君臨し、指揮を執るとの事であるが、どの組織が何を担当するのかも判り難いし、その権限と責任がはっきりしない…。
今年もやはり異常気象か、例年降雨が無い今の時期に、雷を伴う降雨が発生している。早速タイ北部のダムでは、昨年の教訓を生かし、放水が始まった。すると水が引いたばかりのアユタヤ地方で、早くも浸水が始まったとのニュースも流れ出した。
この事態だけを見ても、各組織間での連携が全くと言って良いほど取れていない事を感じる。6月頃から始まる雨季を前にして、如何なる対策を施して行くのか、スケジュールはどうするのか等を早急に論議し、素早く行動に移していく必要があるこの時期に、訳のわからぬ組織作りに時間を浪費している現政権に対し、また人々の不満が募る可能性がある。
昨年の愚を再現せぬ為に、何処かの国と同様の無用な組織作りをするのでは無く、少数精鋭の人材でスピーディーな決断をし、短期決戦の動きを、今はすべきと強く感じている。
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