アジアの"いま"

辻本 浩一郎
2012/07/10 13:45
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有難い事に、弊社には連日のように中小企業の方々がタイへの進出案件でお越しになっている。先日は、日本からの進出を考えている方々をお招きした地銀主催の懇親会が開催され、同投資セミナーでは弊社もパネリストとして参加させて頂いた。我々にとっては、大変ありがたく、嬉しい事象ではあるのだが、こんな状態で我が祖国は安泰なのかと危惧の念を抱かずにはいられない。

 

民自公による談合の政治劇場が演じられ消費増税が一歩前に進み、野田首相は「決められる政治」と胸を張った。“待ったなし”“政治生命を賭ける”“心からお願い”でこの増税を進めてきた首相だが、なぜ増税が歳出削減より重要で、先行せねばならないのかの説明がまったく無く、マスコミもこの点をなぜもっと取り上げぬのか理解に苦しんでいる。ギリシャを見てもEU諸国が強く求めているのは、歳出の削減ではないのだろうか…。

 

悪天候、地震、津波、放射能、節電、電気代アップ、円高、それにこの度の増税…、これでは企業の海外進出がまた加速するのではと危惧している。

辻本 浩一郎
コンサルタント

M&A Advisory Co., Ltd.
Executive Manager


バンコク在住14年、タイにおける日系企業のビジネスを、進出支援全般を含め、特に法務、労務、会計・税務の面でコンサルティング、サポートしている。

M&A Group : http://www.m-agroup.com/


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