アジアの"いま"

辻本 浩一郎
2012/08/28 02:35
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スー・チー旋風が一段落したと見たのか、ミャンマーの大統領、テイン・セイン氏が先月の22日から3日間の日程で初のタイ公式訪問を行った。

 

インラック首相が付きっきりでお持てなしを行い、タイがいかにミャンマーとの関係を重視しているかのPRを行った。

 

テイン・セイン大統領については、今までのいかにも軍部の大将というイメージから大きくかけ離れた、ごく普通のエリート官僚という印象を持った。

 

両首脳は、両国が経済協力を深めて行く事が、両国の関係を緊密化させ、ひいては、両国の経済発展に大きく寄与するとの認識で合意した。ダウェー工業団地の開発、人材教育の支援、エネルギー開発、港湾の充実、道路網の整備等で今後協力関係が構築されて行く事になった。

 

大いに結構な事と思うが、またタクシン一派の企業の独占的な関与となり、一部企業のみの収益に直結せぬ事を念じている…。

辻本 浩一郎
コンサルタント

M&A Advisory Co., Ltd.
Executive Manager


バンコク在住14年、タイにおける日系企業のビジネスを、進出支援全般を含め、特に法務、労務、会計・税務の面でコンサルティング、サポートしている。

M&A Group : http://www.m-agroup.com/


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