スー・チー旋風が一段落したと見たのか、ミャンマーの大統領、テイン・セイン氏が先月の22日から3日間の日程で初のタイ公式訪問を行った。
インラック首相が付きっきりでお持てなしを行い、タイがいかにミャンマーとの関係を重視しているかのPRを行った。
テイン・セイン大統領については、今までのいかにも軍部の大将というイメージから大きくかけ離れた、ごく普通のエリート官僚という印象を持った。
両首脳は、両国が経済協力を深めて行く事が、両国の関係を緊密化させ、ひいては、両国の経済発展に大きく寄与するとの認識で合意した。ダウェー工業団地の開発、人材教育の支援、エネルギー開発、港湾の充実、道路網の整備等で今後協力関係が構築されて行く事になった。
大いに結構な事と思うが、またタクシン一派の企業の独占的な関与となり、一部企業のみの収益に直結せぬ事を念じている…。