アジアの"いま"

鈴木 博
2018/03/28 09:58
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 3月15日、日本電気株式会社(NEC)は、日本、韓国、中国、台湾、香港、ベトナム、タイ、カンボジアおよびシンガポールを結ぶ大容量光海底ケーブル敷設プロジェクト「SJC2 (Southeast Asia-Japan Cable 2)」のシステム供給契約を締結したと発表しました。契約先はKDDI株式会社を含むグローバル通信事業者などからなるコンソーシアムです。このコンソーシアムにはカンボジアからChuan Wei (Cambodia) Co., Ltd.が参加しています。
 SJC2は総延長距離約10,500kmの光海底ケーブルで、1波長あたり毎秒100Gbpsの最新の光波長多重伝送方式を採用し、最大設計容量は毎秒144Tbpsです。稼働中のSJCに加え、本ケーブルの敷設により、広い帯域幅を必要とするAIやIoT (Internet of Things)、VR(Virtual Reality)などの活用に伴う東南アジア・東アジア間の通信需要の増加に対応し、各国のデジタル化や技術革新を促進するための中心的な役割を果たすことが期待されます。なお、本ケーブルは2020年中に完成予定です。
 カンボジアは、昨年から、主要光海底ケーブルへの接続が進んでおり、今回、4本目のケーブルに接続することとなります。カンボジアの通信セクターは、「技術ジャンプ」により、一気に先進国レベルに到達してきており、このケーブルへの接続がカンボジアでのIT産業の発展の基礎インフラとなることが期待されます。

NECの新聞発表
https://jpn.nec.com/press/201803/20180315_01.html

鈴木 博
コンサルタント

カンボジア総合研究所
CEO/チーフエコノミスト


東京大学経済学部卒。海外経済協力基金、国際協力銀行等で途上国向け円借款業務を約30年。2007年からカンボジア経済財政省上席顧問エコノミスト。2010年カンボジア総合研究所設立。日本企業とカンボジアの開発のWin-Win関係を目指して、経済調査、情報提供を行っている。

ブログ「カンボジア経済」 http://blog.goo.ne.jp/cambodiasoken


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